一眼レフカメラで太陽や街灯を撮影したときに綺麗な光芒を入れる方法
太陽や街灯を撮影する際にアクセントになる、光の帯、光芒・光条を撮影する方法を紹介します。
光芒を出す仕組み
レンズの絞り羽根が重なる部分に光の筋が入り込むと、鋭くギラギラとした光芒を出すことができます。
絞れば絞るほど、筋が細くなっていくため鋭い光芒を出すことができます。
また、光芒の光の筋は絞り羽根が偶数の場合は絞りばねと同じ数になり、奇数の場合は絞り羽根の倍数になります。
下記のレンズ「EF50mm F1.8 STM」の仕様表を見ると、絞り羽根枚数は7枚と表記されています。この場合、光芒の光の筋は14本になります。
光芒を出すための設定
カメラをAVモード(絞り優先)に設定します。F8〜F16の間で設定してあげると、綺麗な光芒を出すことができます。
光芒撮影の注意点
太陽を撮影する際にはファインダーは絶対に覗かないようにしましょう。電子ビュー、EVFで撮影するようにしましょう。
レンズによってはゴースト・フレアの発生が激しいものがあります。あえて入れる場合には良いですが撮影時にはよく確認しましょう。
絞って撮影してみると
夕暮れ時の太陽を撮影してみました。この写真はF11まで絞って撮影しています。
街灯などは大丈夫ですが、光量の激しいものは絞っても白飛びする場合があるので、露出補正をアンダーに設定し、絞って撮影しています。
こうしないと、どれだけ絞っても光芒がはっきりせず、開放時と同じような写真になってしまいます。
こちらは初日の出をF29まで絞って撮影したものですが、光量が激しいために綺麗な光芒にはなっていません。
他にも街灯を絞って撮影すると綺麗な光芒が出ます。太陽よりかは、絞るだけで誰でも自然に撮影することができる被写体だと思います。
工場地帯などを絞って撮影すると、たくさんの光芒が出て迫力があります。
まとめ
夜景や工場夜景、太陽を被写体にした場合には非常に役に立つ撮影テクニックです。画面にキリッとした印象を与えることができまうすし、インスタグラムなどでも写真映えします。