桜をカメラで撮影する際の設定と撮り方のコツ
桜を撮影しても、白っぽくなってピンク色が出なかったり、暗く写ってしまいくすんだような写真になってしまったことはありませんか?
今回は、桜を一眼レフやミラーレスカメラで撮影する際におすすめしたい設定と撮り方のコツ、構図を紹介します。
桜の撮影するときのポイント
- 桜のピンク色を鮮やかにする
- 白飛びをしないように明るくくっきりと撮影する
- 説明的な写真にならないように桜に寄る
総じて言えるのは、明るくピンク色が協調されるような写真を目指して設定をすることです。この記事でもここに書いたポイントをメインに設定のコツを紹介していきます。
ホワイトバランスを変更
オートホワイトバランスで撮影した写真です。このままだとピンク色が薄く、細かなディティールが分かりません。
こちらは太陽光で撮影した場合の写真です。先ほどよりピンク色が出ました。桜のような淡い色はオートホワイトバランスだとうまく色が再現されないことがあります。
ピクチャーモードで調整
カメラにはコントラストや彩度を強調するピクチャーモードという機能が備わっています。大抵はスタンダードモードになっており、極端な色合いにはならないようになっています。
スタンダードモードで撮影した写真です。
こちらは風景モードで撮影した写真です。メーカーによりますが、風景モードやビビッドモードなどがプリセットでありますので、そちらを適応してみましょう。
こちらの方がより鮮やかなピンク色になっていることが分かります。
露出補正をする
露出補正を変えて、明るさを調整してみましょう。好みもありますが、桜などのお花は明るくすることで鮮やかさが増します。
1枚目は露出補正なし、2枚目はマイナス1/3段、3枚目はプラス1/3段となっています。皆さんが良く見えた写真はどれでしょう。私は3枚目が良いように感じました。
メーカーにもよりますが、AEB撮影といって明るさを自動的に変えて撮影することができる機能がついている場合もあります。
そうすると、何枚か連写して指定した露出補正の設定で撮影することができます。
桜を撮影するときの構図
一まとまりを撮影する
桜の木の枝にはまとまりになったところがありますので、そこを撮影してあげるのが基本中の基本でしょう。説明的な写真を撮影しないための第一歩ですね。
前ボケを使ってふんわり
望遠レンズなどを使って、奥にある桜のまとまりを狙って前ボケをふんだんに作ってみましょう。ふんわりとした春らしい写真になります。
望遠レンズで桜並木を撮る
桜並木を標準レンズで撮影すると何の変哲のない道になってしまいますが、望遠レンズを使うと圧縮効果によって桜が密集しているような構図になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。桜を撮影するにしても、色々な設定で鮮やかさを出すことができます。好みもあるので、一概には言えませんが明るくピンク色が強調されていると印象に残る写真になります。