一眼レフ初心者でもすぐに実践できる基本的な撮影テクニック20個まとめ
一眼レフで撮影する際に、写真をよりうまく見せるためのコツを知っていますか?構図、光や影の使い方、画面の切り取り方など基本から実践的な撮影方法を紹介します。
撮影テクニック20まとめ
構図
日の丸構図
基本中の基本ですが、左右対称の建造物や迫力のあるものにはもってこいの構図です。ありきたりになってしまうということもあるので、ここぞというときに使いましょう。
二分割構図
ちょうど半分に分割した構図です。被写体にもよりますが、ダイナミックに撮れます。
三分割交点構図
画面を3×3のグリッドにして考えます。左右どちらかのグリッドの交点にメインとなる被写体を置きます。
このの写真にも多く使われています。奥行き感やドラマを生み出せます。
対角線構図
被写体を対角線上に見えるようにします。主題だけの画面だとつまならなくなるので副題も見えるようにしてあげます。
物足りない画面が華やかになります。
真上から撮る
普段、真上から撮影することは少ないと思いますが、真上から撮ると自分が意識していなかった被写体の見え方になります。
この写真はお花屋で購入したあじさいをベランダで撮影したものです。狭いところでも邪魔なものを移さず、かつベランダの木がマッチしています。
真下から煽る
真上から撮影するのと同じように、全く意識していなかった見え方になります。大きな建造物にはもちろんですが、お花を煽って撮影してもダイナミックになります。
被写体の全てを映さない
ついつい画面の中に綺麗に納めたくなりますが、かえって被写体の魅力を失ってしまっている場合もあります。
グッと引き込まれるような素晴らしい被写体があったら、画面からはみ出るくらいのつもりで撮影してみましょう。見ている人も引き込まれる写真になります。
パターンを切り取る
壮大な風景や人、物を見がちになってしまいますが下を向いたり建造物のパーツにも目を向けてみましょう。
タイルのパターンや、紅葉が落ちた地面を撮影すると見飽きたパターンが素敵に見えてきます。
被写界深度
背景をボカす
一眼レフを持ったならば必ずやりたくなります。迷ったら被写界深度を浅くしてとにかくボカして、三分割交点構図にします。
散歩中や何気ない風景でもグッと引き込まれる写真になります。
前ボケを使う
奥にピントを当てて、前をボカします。奥行き感が増したり、奥の被写体に注目を集めることができるかつ、画面に動きが出ます。
中間にピントを合わせる
よりピントを合わせた部分が引き立てられます。また画面全体がソフトな仕上がりになります。
見せたい部分以外ボカす
被写界深度を浅くすることで、見せたくない部分をボカすことができます。この写真の左上には階段があるのですが、見事に違和感なく成立しています。
玉ボケを作る
夜の街灯や信号機は普通に撮影すると邪魔になりますが、人やモノにピントを合わせてあげると街灯や信号がボケて雰囲気を出してくれます。
マニュアルで全ボケにする
オートフォーカスをオフにして、ピントリングを合わすことで画面全体がボケます。通常はただのピンボケ写真になりますが、使いどころ次第でキラキラした写真にもなります。
露出補正を使う
ハイキーにする
露出補正をプラス側に振ってみます。極端に明るくしてみると、ハイキーでふわふわした写真を撮影することができます。
写したいものだけを強調する
露出補正をマイナス側に振ってみます。写真を撮影する際についつい明るくしがちになってしまいますが、マイナス側に振ると雰囲気やディディールが浮き上がります。
この写真では夕暮れの海と、船の汚れや質感が浮き上がってきます。
光と陰のを使いこなす
太陽を撮る
よく、太陽を撮影する際はファインダーを覗いちゃいけないと言われます。実際にもファインダー越しに撮影は厳禁ですが、モニター越しであれば問題ありません。
億劫にならずに太陽を撮影しましょう。太陽は、朝から夕暮れまでずっと出ているので被写体にしやすいです。また、風景写真のアクセントにもなります。
フレアを入れ込む
強い光を受けるとフレアやゴーストが発生します。基本的にはこの現象を避けるように撮影をしますが、あえて入れ込むとうう手法もあります。
下記の写真は夕暮れ時の太陽を撮影し、フレアとゴーストを出しています。夕暮れ時のノスタルジックな雰囲気や人のシルエットが引き立っています。
影を使う
時間帯を表現できたり、ドラマを作ることができます。影はどこにでもできるものなので、建物のシルエットなど汎用性が高い表現方法です。
シルエットを利用する
忠実に撮影をすると、雰囲気を損なってしまう場合もあります。被写体をあえてシルエットとして撮影することで、風景や場所とマッチした雰囲気を出すことができます。
まとめ
ここまで20のテクニックを紹介していきましたが、まずは見よう見まねで楽しく撮影することが大切だと思います。
あまり、構図の名前や基礎的知識を意識しすぎないようにして自然に撮影しましょう。自分の感覚に任せた方がうまく撮れたりもします。