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初心者がCanon EOS Kiss X7を購入するときに注意したい5つのこと

Canon EOS Kiss X7を購入して約2年使い続けているからこそよく分かった、EOS Kiss X7の性能や構造に注意しておきたい点を紹介します。

注意したい5つのこと

ファインダー視野率が低い

ファインダー視野率とは、ファインダーを覗いたときに写っている範囲のことなのですが、入門機の一眼レフは視野率が低いです。EOS Kiss X7は0.87倍です。

低コスト化をはかるため、ペンタプリズムと呼ばれるガラスの多面体ではなくペンタミラーを使用しており、視野率が低いのです。

そのため、ファインダーから覗いた範囲というのは、このように少しだけ切り取られた状態になっています。ですので、撮影するときには若干寄り気味で撮影してあげましょう。

ちなみに、ミラーレス一眼はEVFという電子ビューファインダーを採用しているため視野率はほぼ100%です。

ローアングル撮影がしづらい

ここ最近のミラーレス機や一眼レフの上位モデルはローアングル撮影などがしやすいように、画面がバリアングル液晶やチルト液晶になっています。

バリアングル液晶やチルト液晶というのは、画面を上に持っていったり倒したりすることができる機構のことで、画面を見ながらの撮影がしやすくなります。

これが一切できないので、ローアングルで撮影する際には自分も姿勢を崩さなければならなくなります。EOS Kiss X7iにはついているので、どうしてもという方はそちらを購入すると良いかもしれません。

下記はしゃがんで頑張ってローアングルで撮影した写真です。

カードスロット位置が悪い

EOS Kiss X7は、カードスロット位置が本体下部に設置されているため、非常に取り出しづらいです。いわゆる、コンパクトデジカメと同じような構造です。

かつて、EOS Kiss X2などの旧機種は本体側面に設置されていましたが現在は基本、フルサイズ機を除いて本体下部になっています。

一見すると特に問題ないように見えますが、三脚にカメラを取り付けて動画を撮影したりするときには、SDカードへのアクセスがしづらくなります。

出先でSDカードを入れ替える際には、本体を逆さまにしなければならないので取り扱いに注意しんければなりません。

WiFi転送機能は付いていない

EOS Kiss X7からは本体重量が格段に軽量化されていて、女性でも持ちやすいエントリーモデルとして打ち出されています。

おそらくこのカメラを購入する人は、スマホを所有していたりSNSで写真を投稿する人が多いと思うのですが、その際に役立つWiFi転送ができないのは痛いです。

EOS Kiss X7iを購入するか、下記のようなSDカードを購入すれば解決することができますが、カメラ本体に搭載されているWiFi転送機能に比べると非常に手間取ります。

まとめ

ここまで注意する点を書いてきましたが、これは購入してからしばらく経って感じたことですので入門用の一眼レフとしては非常に良い選択だと思います。

本体重量が約370gとミラーレス一眼に迫る軽さを実現しており、どんな人でも持ちやすい、持ちたくなる一眼レフです。タッチパネルでの操作が可能だったり、暗所にも強いという難しいことを考えず撮影が楽しめます。

ただ、こういった注意点もあるということで参考にしていただければと思います。